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石動神社の親スギと“いぼ石”
東北地方の小都市の郊外の田んぼの中に「石動神社(いするぎじんじゃ)」という小さな神社があります。
由来書きの立看板によれば、平安時代に京都から勧請された神社と伝えられ、ご神体は「うなぎ」で周辺の田圃は日照りのときでも水が涸れることはなく、広く近郷の人々に信仰されているそうです。
短い参道を進んでいくと古ぼけた小さな社殿があり、その後ろに「親スギ」と呼ばれる、樹齢千年を超え幹囲り7.7メートル、樹高38メートルに及ぶ巨木が立っています。石動神社のご神木として崇められ、県の天然記念物にも指定されています。
参道は平らな石を敷き詰めた石畳ですが、真ん中あたりに表面が鏡のようにつるつるに光っている石があります。立看板によれば、この石は“いぼ石”と呼ばれ、この石にいぼ(患部)を3回こするとたちどころに治るという不思議な石だそうです。
何百年もの間たくさんの人々がこの石をなでてきたので、つるつるに磨かれたようです。
次男のいぼと“いぼ石”
20年以上も前の話ですが、次男が3歳になったころ左頬の鼻のわきにいぼができ、それがだんだん大きくなって4歳のころには結構な大きさになっていました。
皮膚科医に相談したところ「患部の内側が袋状になっていてその中に膿が溜まっている。取り除くには手術しかないが年齢的にまだ難しいし、跡が残る可能性もある」という話でした。
4歳頃をピークに次男のいぼはだんだん小さくなっていきましたが、6歳(幼稚園年長)の夏にはまだしつこく残っていました。
ちょうどそのころ石動神社の“いぼ石”の情報を聞きつけた我々は、夏休みの家族旅行を兼ねて石動神社に行ってみることにしました。
次の動画には、その時次男が“いぼ石”にいぼをこすりつけている様子と母親(=私の妻)が拝んでいる様子が映っています。
“いぼ石”のご霊験と母親の献身
石動神社にお参りして2か月が経った頃には何と(!!)次男のいぼがすっかり消えているではありませんか!お参りして2か月後に撮った幼稚園運動会での次男の顔のドアップ写真が残っていますが、その写真ではいぼの痕跡はまったく見当たりません。
当然ながらみんな驚き“いぼ石”のご霊験に対し感謝を意をささげました(^^)
そしてさらに、次男の母親が皮膚科医の「いぼの内側が袋状になっていてその中に膿が溜まっている」という話を聞いてから毎日いぼを絞って膿を少しずつ出していたことも判明しました。絞ると痛がるので何とか諭しながら毎日少しずつ絞っていたそうです。4歳のピーク時から少しずついぼが小さくなっていたのはそのお陰かもしれません。
さて次男のいぼがなくなったのは、“いぼ石”のご霊験のお陰なのか?はたまた母親の献身の賜物なのか?どちらも捨てがたく白黒つけるのも忍びないので、我々家族の中では永遠の謎ということになっています。
先日20数年ぶりに石動神社を訪れる機会があり、当時のことに感謝しながら拝んできました。ご霊験あらたかな“いぼ石”は「石動神社」の名前にかかわらず動いた形跡はなく(笑)、当時と同じ場所に鎮座していました。
いぼでお悩みの皆さん、石動神社の“いぼ石”のご霊験を試してみませんか?
*石動神社の場所は「石動神社 いぼ石」で検索すると出てきます。
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